義歯・入れ歯とは
義歯装着後の注意
大切なのは練習と慣れです。
- 食事練習
- 最初はやわらかい物や、小さく切った物を奥歯でゆっくり噛んでください。左、右と両側均等に噛むようにしてください。だんだんかたい物、大きい物と一つ一つ段階を経て練習を続けることが大切です。
- 発声練習
- 初めのうちは話しにくく、自分の声でないような感じもしますが、すぐに慣れてきます。まず、発音しにくい「サシスセソ」「タチツテト」などの発声練習をしましょう。大きな声を出して、新聞や本を読むのも早く慣れるための練習方法です。はっきり言えるようになるまで繰り返し続けてください。さらに、練習中鏡の前で顔の表情を観察してみるのもいいでしょう。
大切に扱うことが一番です。
- 不必要に唇、舌等でいじらないようにしましょう。
- ヤスリでけずったりペンチで曲げるなど、自分で調整しないようにしましょう。
- はずしたときは、水の中に入れましょう。乾燥すると、ゆがんで合わなくなります。
また、寝るときは、義歯洗浄剤に一晩浸すことが最良です。消毒し、清潔な義歯(入れ歯)を保ちましょう。 - 硬いものの上に落としたり、熱湯をかけたり、火に近づけないようにしましょう。割れたり、変形したりします。
- 洗う時は、落としてもいいように低い位置でしましょう。水をはった洗面器やタオルを敷いた上で洗うのもよいでしょう。
定期検査は必ず受けましょう。
義歯(入れ歯)は人によって形がちがうものですから、落ち着くまでに何回か微妙な調整が必要となる場合があります。
また、私たちのアゴの形は、常に少しずつ変化しているので、義歯(入れ歯)もそれに合わせて調整しなければなりません。
ゆるんでガタついた入れ歯をはめていると、不便で見た目が悪いだけでなく、アゴの骨を保護する上でもよくありません。
このようなことから、1年に1度か2度は必ず定期検査を受けてください。
- 入れ歯があたって、歯ぐきが傷ついている
- 舌や頬の内側をよく噛む
- 食物が非常に噛みにくい
- 極端に発音がしにくい
- 食事中や会話の途中で義歯が落ちる
などの場合はすぐにご相談ください。