名駅歯科の症例

代表症例3

この症例の患者さんの状態と特徴

奥の大臼歯(第一大臼歯と第二大臼歯)の2本、あるいは小臼歯と大臼歯の計3本がないところに快適な入れ歯を入れたい患者さんの症例。

主に30代~40代の方で片方の顎の奥に2~3本の歯がなくなっており、一度は入れ歯を入れるが金属のバネが見えるのが気になったり、入れ歯が動いて気になる、はずれ易い、咬むと痛いところがあるということで入れ歯を入れられなくなってしまうケースが多い。第一大臼歯や第二大臼歯の奥二本の歯がなくても親知らず(第三大臼歯の咬む力を支える歯)があればすごく楽な入れ歯になります。親知らずも場合によっては大きな役割を果たしますから大切にしたいと思います。

治療

このような症例の方は入れ歯がなくても咬めるということでつい入れ歯をはずしたまま経過する傾向があります。
アゴの片方に歯がないということは上下で咬めないので上下に歯がないのと同じとなり咬む能率が相当悪いことになります。
歯は第一大臼歯1本がないだけで口腔全体の咀嚼能力は半分に減るといわれています。

月日が経過するに従い、相手のない歯は伸びたり動いたりして他の歯並びにも微妙な影響を与え、全体の歯の咬み合わせに徐々に異常な力を加えることになります。
歯は毎日咬んだりくいしばったり力が加わらない日はありませんから、毎日の異常な力が歯の健康、特に歯周病の進行にも微妙に影響を与え続けることになります。

また奥の歯がないということは、その周りの骨が5mm~1センチ近く減ってしまいますから、見た目も頬やアゴが正常な場合よりこけてしまいます。
今は奥の2、3本の歯がなくても慣れてしまってますから、影響がないようにみえますが長期で見れば大きな影響を口腔の健康に与えることになります。入れ歯に慣れた状態でいる時、入れ歯をはずして食べてみると、実に食べにくいと感ずることからも、入れ歯は数本歯がない状態でもいかに大切かがわかります。

歯を強くする、健康にする、長持ちさせるのに最も大切なことは、歯を一本も失っていない人にとってはブラッシングで歯垢(プラーク)をしっかり取り除くことですが、歯を失くした人にとっては歯垢除去以上に歯のないところに入れ歯を入れて、全体の歯が均等な力でしっかり咬むことができることです。歯を失った数が多いほど、残りの歯を長持ちさせるには精密な入れ歯を入れ、全体に均等に咬め異常な力が他の歯にかからないようにすることに尽きると思います。いくらブラッシングを徹底しても、精密な入れ歯なくして歯周病の進行を抑えることはありえないと思います。

また咬むと痛い時は小さな入れ歯でも調整してもらうことが大切です。痛い部分があるとその痛い部分を無意識の中で避けようとするのです。避けることに、上下の歯の微妙な咬み合わせがミクロン単位で狂います。狂うということは、上下の歯に異常な力がかかり続けるということです。異常な力は常に歯や歯ぐきにとってマイナス効果をもたらします。歯を長持ちさせるにはしっかりと咬める入れ歯を入れ、痛いところはしっかり治すことが肝要です。
このケースではバネで入れ歯を外れないようにするのではなく、金属の見えない茶筒式の装置で歯と入れ歯が一体となってはずれなくなるコーヌス義歯をつくりました。奥の2本の歯がないケースは特に女性の患者さんの満足度が高いと思います。
支えになる歯(このケースでは2,3本ですが)は、神経のあるよい歯もコーヌス義歯では基本的には神経を取る必要はありません。神経のある歯はやはり生きている歯ですから循環液が歯全体に巡り、歯自身にも粘りがあり、ムシ歯への抵抗力も強いのです。
コーヌス義歯は(2、3本に限らず、大きな総義歯に近いようなケースも通常の適応症です)私の45年の臨床経験の中で装着して咬んでもまず大きな痛みはありません。義歯が外れることも普通の入れ歯のようにはありません。

(よほどの難症例でまれに時間のかかることはありますが)装着したあとの調整は多くの場合は必要がないかせいぜい1~2回です。ただ時に内冠・外冠の入り方がきつすぎて義歯が外れにくく微調整を数回行う場合があります。もちろん、型どりから完成まで徹底してミクロン単位の精密治療を繰り返す結果です。
コーヌス義歯は高度精密治療の伝統のあるヨーロッパが発祥の地ですが、現在でもリスクのない安全な義歯の王様であると思います。
私は長い診療経験の中で、コーヌス義歯が最も、歯を長持ちさせる、予後が良い患者さんの満足度が高い、という点で高い評価をしています。

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